7月5日の火の見やぐら

2010年7月5日 この記事をnewsing it!へ追加 Yahoo!ブックマークに登録 この記事をlivedoorクリップに登録  印刷する 印刷する

 所沢市では六月二十六日と二十七日の二日間、事業仕分けが行われた。市全体で約一七〇〇ある事務事業の中から四〇事業を選んで、公募市民と事業を委託した構想日本(国の事業仕分けを行った団体)のメンバーが、連日多くの市民が見守る中で仕分け作業を行った▼市によるとこの事業は「市民サービスの質の向上を積極的に行っていくため、公開の場で外部の客観的な視点から、見直しの方向性について議論すること」が目的という。なるほど、構想日本の人たちは市が行っている各事業について、厳しい質問を市職員に浴びせかけ、答えに詰まる場面もしばしばあった▼傍聴者のアンケート結果でも、今回の試みはおおむね好評だったが、どれだけの人がその議論の中身を理解できただろう。そして質問の厳しさに比べ、「不要」という結論は意外に少なく、単に改善を求めるだけのものが圧倒的だった▼この日、仕分けを行った構想日本の人たちのほとんどが、地方自治体の職員という。これで本当に市民目線での仕分けが行われたのだろうか。事業仕分けとて市民の税金が数百万円も支出されているのだ。単に市民向けのパフォーマンスで終わらせてはならない。 
         (T)