新型インフルエンザ流行も
今年もいよいよあと三日を残すのみとなった。今年は年初から解散がささやかれていたが、八月になってようやく総選挙が行われ、自民党は大敗。民主党が大勝し、社民党、国民新党と組んで鳩山政権が誕生した。一方でメキシコで発生した新型インフルエンザが日本にも上陸し、春は関西を中心に、秋以降は全国的に流行し騒然となった。そんな中で所沢市では、当麻市長が就任から丸二年が経った。景気も改善されず、暗い話題が多かったが、明るい話題としては、甲子園を沸かせた菊池雄星選手が西武ライオンズに入団した。ここでは、恒例となった所沢の十大ニュースを選んでみた。
今年、まず取り上げなければならないのは、七月に衆議院が解散され、八月三十日に四年ぶりの総選挙が行われたことだ。
自公連立政権の麻生内閣の支持率は、年明以降も下がりつづけ、景気回復もままならない中で、早期の解散総選挙を臨んでいた。
選挙結果は民主党が単独で300議席を上回る大勝利を治め、自民党は野党に転落した。
所沢を含む埼玉八区でも民主党優位は変わらず、民主党の新人で初めての選挙に臨んだ
小野塚勝俊氏が一一万五千票を上回る大量得票で当選。現職(二期)の自民党の柴山昌彦氏は小選挙区での議席を失い、かろうじて比例区の惜敗率で救われての三選となった。また共産党の塩川氏も比例区で四回目の当選を果たした。
九月には鳩山内閣が正式に誕生し、現在に至っている。
一方、これも全国的な問題となった新型インフルエンザの大流行がある。
中米のメキシコで発生した、豚由来の新型インフルエンザ(H1N1型)は、またたく間に世界中に広がった。
当初日本では四月、空港の検疫をきびしくして水際で防ぐ作戦をとったが、結局国内への流入を防ぐことができずに政府は批判された。幸い強毒性ではなかったため、感染力は強いものの死者は爆発的に増えることはなかったが、それでも一〇〇人を超える人たちが亡くなっている。その大半は慢性的な心疾患、呼吸器疾患を持つ人や子どもたちであった。
所沢市でも九月に入ってから子どもたちを中心に感染者が爆発的に増えはじめ、十月以降、現在に至るまで小・中学校での欠席者が跡を絶たず、学校閉鎖や学年・学級閉鎖をする学校が続出し、学校行事や授業時間に大きな影響を与えた。市役所は各学校や公共施設に対して消毒液を配布し、市民に感染防止を呼びかけ、マスクの配布を行うなど対策に追われた。
そうした中で、当麻市長のマニフェストにもあがっていた小児救急医療の三六五日・二四時間実施について、市ではこれまで月、水、金に市民医療センターで行っていたものを、火曜日にも行うことにした。木曜日は国立西埼玉中央病院が行っていることから、これで平日の二十四時間体制が確立した。
さらに、これもマニフェストで掲げられていた「こども未来部」が設置され、教育部門を除くこども行政の一元化が実現した。
一方、市政の大きな課題の一つであるごみ減量問題では、廃プラスチックの焼却の方向性を打ち出し、その前提として東部クリーンセンターでの廃プラ焼却の実証試験を行った。
この他では、市立所沢幼稚園の今年度末での廃止、雇用対策として市が二〇名の臨時職員を採用したこと、公選法違反で起訴されていた松本市議に有罪判決(罰金三〇万円、公民権停止三年)が言い渡されたこと(控訴中)、四月に旧並木東小跡に生涯学習推進センターが開設されたことなどがあった。
今年の10大ニュース
一位 総選挙。所沢でも民主党圧勝
二位 新型インフルエンザで感染者続出
三位 市民医療センター平日の小児深夜救急体制整う
四位 こども未来部が新設される
五位 東部クリーンセンター廃プラ焼却実証試験行われる
六位 所沢幼稚園の今年度廃止が決まる
七位 市が雇用対策で二〇名の臨時職員雇用
八位 松本市議の裁判で有罪判決
九位 生涯学習推進センターが開設
十位 新教育長に佐藤徳一氏選任
番外 九一式戦闘機が近代化産業遺産群に認定




